会社方針

会社方針


苫重建設株式会社は1961年に創立以来、55年を越えてお客様より厚い信頼をいただき順調に発展して参りました。ここで近年の建設産業の社会状況を述べると、日本の建設投資額は1992年度の84.0兆円をピークに2010年度では41.9兆円と半減しております。2016年度では49.9兆円となり震災復興への財源見直しもあり若干の増額へと推移しております。
しかしながら、建設業許可業者及び就業者数の推移を見ると、建設業者数(2014年末時点)は約47万業者でピーク時(1999年)から約21%減。建設業者就業者数(2014年平均)は505万人で、ピーク時(1997年)から約26%減。建設業就業者505万人(2014年時点)の内訳を見ると技術者28万人、技能労働者341万となります。
全国の建設技能労働者の不足率は2014年3月でピークに達し、その後不足率は低下し落ち着いた状況にあります。
 今、国土交通省は次世代に向かい、次の項目を注視、完遂を目指しております。
①担い手三法
「品確法(公共工事の品質確保の推進に関する法律)」
「担い手の中長期的な育成及び確保」
「適正価格での契約」
②建設業界を挙げて女性の活躍を歓迎、登用、採用を推進
「女性の働きやすい現場をハード面から環境整備」
「女性技術者の登用を促すモデル工事の実施」
③建設現場の生産性革命~ⅰ‐Constructionの推進
-以下ⅰ‐Construction委員会より引用-
『我が国日本は、2010年の1億2806万人をピークに人口減少が始まり、とても極めて早いスピードで高齢化も進みつつあります。2030年までの20年間、貴重な労働力である生産年齢人口は毎年1%近く減少していると見込まれます。これからの長年のキーワードは「生産性の向上」そして女性の活躍を歓迎し登用を促すことであります。』

幸い、苫重建設には長年培った技術の蓄積があります。
どんな土質にも対応できる建設機械を駆使しての対応力、これはⅰ‐Constructionには欠かせません。また、女性技術者を早くから採用し、民間工事、官庁工事に対しても優れた能力を発揮できる環境を整えております。
また「とまこまい港まつり」では、協力企業の皆様と共に、ひとつの“現場”の完成を垣間見るような“Familyの一体感”を継続しております。このように地域社会への社会貢献を通して日本の、北海道の、そして東北の復興へも最善を尽くしております。
末筆となりますが、苫重建設は「魅力ある建設産業を目指す」ことを指針として、新しい知識と技術を柔軟に吸収できる優秀な人財の育成に努めると共に、合わせて、地域社会に貢献できる企業として、さらなる努力を致す所存であります。